産経と赤旗の共同歩調

中国で香港の自由を制限する法律が成立施行されたことを各紙大きく報じている。印象的な紙面をつくったのは産経。「香港は死んだ」とのタイトルのもとに香港支局の記者が文章を掲載しているが、1面のその記事は黒地に白抜きとなっており、葬式をあらわす紙面となっている。一方の共産党機関紙「しんぶん赤旗」も中国の言動に激しい批判の紙面をつくっている。もともと同じ時期に同じ機関(コミンテルン)のもとで結成された瓜二つの政党である日本共産党は、中国共産党の行動の余波を受ける事態を避けようと、なおさら過度に批判する姿勢が見える。結論として、産経と赤旗が共同歩調をとっている局面はたいへんに珍しい。

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