都議選「3日攻防」真っ只中

東京都議選の最終盤を迎えた。沖縄選挙の用語でいえば「3日攻防」の2日目。最後の3日間で勝負が決まる。今回、小池百合子知事は異例の行動をとっている。自ら作った都民ファーストよりもう一つの与党である公明党の応援に力を入れているからだ。同党の選挙戦が厳しいことの反映でもあるが、プロの政治家にとっては政治は「貸し借り」の世界。前回の都知事戦で公明党が全面支援した借りを返しているのか、知事が公明党に新たな貸しをつくっているのか定かでないが、公明党が現実に小池知事を支える“主柱”の存在であることは明らかだ。今回の選挙戦で大きくクローズアップされた一つが、水道基本料金の臨時無料化措置だ。この政策実現に、提案するだけでなく関係者と折衝しながら現実に汗をかいて「実現した」と自負する公明党と、過去に何度か似たような提案をしたことのみをもって「実現した」と主張している日本共産党とが対照的な姿に映る (共産はこの措置の予算案に反対した) 。地味な存在ながら本当に仕事をしている政党がどちらかはおのずと明らかだろう。

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