自己防御のススメ

選挙の季節が到来した。街頭で政治家の演説を聞いていると気になるのが警護体制だ。大臣や総理経験者の周りには公費でSPが付くことが多いのだろうが、そうでない一般の議員などの場合は明らかに性善説を前提に行動する。有権者と握手することが多い、またそれなしには当選ができないと思われる各種選挙で、本人が自分の身を護るために何をすればいいのか。かつて私は政党機関紙で働いていたころ、選挙活動する候補者のため防弾チョッキを買いたいという依頼を間接的に受け、紹介したことがある。当時、私はカンボジアPKОに選挙監視員として仕事をして間もないころであり、そのような筋の知り合いがいたからだ。だが防弾チョッキではピストルの弾や刃物くらいしか守れない(しかも胴体の限られた部分のみ)。結局、候補者本人が武術をやっているか、あるいは個別に警護員を雇うしかないのかもしれない。安倍元総理の例に見るまでもなく、候補者は常にかなりの「無防備」状態にある。世の中の秩序が世界的にも乱れ、おかしな人間が充満する中、各政党はその点をゆめゆめ忘れないでほしい。

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