日本は国政選挙の頻度が多いという記事を以前目にしたことがある。主要国と比較して、日本の国政選挙比率が高いため、結論として、各政党が選挙向けパフォーマンスを無視できず、腰を据えて長期的視野の痛みを伴う抜本的な改革など着手できない要因となっているといった趣旨だった。日本の国会は2院制をとっており、参議院は3年に一回の定期選挙だが、衆議院は首相による解散権を認めているため、いつ選挙があるかわからない。方法としては、首相の解散権を抑制する、衆院選挙を原則4年の任期満了で行う、1院制に変更するなどの改革があげられようが、一般有権者にはなかなか理解しずらい変更かもしれない。衆院選挙制度の見直し論議が始まっているようだが、衆院選挙の頻度についてもぜひ検討をお願いしたい。