国会襲撃を無罪放免にする大統領

第2次トランプ政権がスタートした。自らのレイプ隠し犯罪で有罪評決を受けて刑期を免除されたトランプ大統領は、評決に至ればおそらく重罪となっていたはずの連邦議事堂襲撃事件ですでに有罪になるなどした1500人に恩赦を与えた。トランプの人格分析はさまざまなされているようだが、一つの大きな間違いのない特性は「良心の呵責の欠如」だ。この特性はそのまま「うそつき」の常習的行動に結びつく。日本でいえば立花孝志が総理大臣になるようなものだろう。アメリカは直接選挙で大統領を選べるのでこのようなポピュリズム的な指導者が誕生するが、日本は議院内閣制のためハードルが高く、この種のタイプが選ばれる可能性は低い。世の中を敵と味方で2分し、世論を煽動するタイプの政治指導者の出現は、そのまま社会に大きな影響を与える。アメリカの分断された社会が今後、どのような局面を迎えるのか心配だ。差別がますます増長するのは目に見えている。ひるがえって、日本は石破政権でほんとうによかった。上記の傾向とはおよそ真逆の人物であるからだ。第2次安倍政権時代と異なり、トランプによる日本社会への心理的悪影響は小さいものと今のところ見ている。

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