国政選挙が行われた翌々日の政党機関紙は何かと参考になる。各県別、ブロック別の政党別の得票数や得票率の一覧が掲載されるからだ。本日付「公明新聞」にもそうした表が掲載されているが、一方の「しんぶん赤旗」の場合は前回選挙の数値も併記されるのでなおさら参考になる。公明党のブロック別の得票率が最も高かったのは前回に引き続き「九州・沖縄」で14・5%(前回は16・5%)で公明党内では最も高かった。一方、最も低いのは「北陸信越」の7・9%につづき「東京都」の9・0%(前回11・0%)。九州ブロックの比例定数は20、東京ブロックは今回2増えて19とほぼ同数だったが、九州ブロックはその中で現有4議席を守るために全九州をあげて戦ったが、自民党内の逆風も影響したのか惜しくも3議席にとどまった。4議席をとろうとして結果は3議席だったが、一方の東京は3議席とろうとして2議席にとどまった。方面によって、党勢に大きな差が生じていることがわかる。