『Hanada』通巻100号

愛読誌というわけでは決してないが、批判的に月刊『Hanada』や月刊『WiLL』にはできるだけ目を通す。最新号のトピックは次の首相を決める自民党総裁選の候補者に関する論評が目立つ。高市早苗氏を押し上げたい日本会議勢力は活発に地方遊説(講演会)を開催しているが、「自民党国会議員から、高市早苗を支持する声はさほど上がっていない」(Hanada・石橋文登氏)のが実情のようだ。一方で『Hanada』掲載識者の中には、上川陽子外相を推す声が複数あった。一人は亀井静香氏で「特に上川はいいと思うが、元岸田派だから、岸田が総裁選に出ないと言わないと手を挙げられないだろう」と現実的な意見。一方、政治評論家の有馬晴海氏も「仮に岸田総理が辞退しても、麻生氏は(※茂木氏ではなく)女性総理というテーマで、上川陽子外務大臣擁立に動くかもしれません」と予測する。さらに同誌の名物コーナーである蒟蒻問答の片方の久保紘之氏も、「僕はいまでも上川はいいと思っていますよ」と公言している。右派の中には意外と〝上川推し〟が多いのは意外な事実だ。

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