「人道立国」の日本

すでに何度か言及しているが、公明党が描く未来像の一つは明らかに「人道立国」である。それはもともとの母体となる創価学会の牧口常三郎初代会長が言及した「人道的競争」の具体化であり、生命尊厳の仏法思想からも必然的に導かれる帰結である。現在の公明党がこのような方針をあえて強調しようとしないのは、戦前の靖国原理主義を堅持した安倍晋三元首相と連立を組んだ枠組みによる悪弊というべきものだ。だがそのようなくびきはすでに失われている。本来の語るべき理念を堂々と語り、日本だけでなく、世界に広めていくべきだ。現在、公明党国会議員のジェンダーバランスは87:13と極端に偏ったものだが、早期に70:30へ、さらに50:50の状況へ近づけるべきと考える。その意味では同党に連なる若い優秀な女性たちが、将来的には同党の枠を使って、世界変革の主導権を担う時代がやってくることを確信してやまない。外部識者からは創価学会を現場で動かしているのは女性たちとのフレーズを時折聞くが、今後はより重要な分野で名実共に女性たちの活躍の舞台が広がるはずだ。

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