世界に誇る2人のナカムラ

日本が誇るべき2人の国際人は、奇しくも5年前の2019年、2カ月たがわずに同じ年に亡くなった。一人はアフガニスタンで活動をつづけた中村哲医師。享年73。銃殺。もう一人はややこじつけになるが、旧姓・中村貞子。享年92。世界的にはオガタ・サダコとして知られる。先日、上川外務大臣の国会答弁の中で「緒方貞子」の名前が出てきたので調べてみたら旧姓は中村だったので、頭の中で中村哲と結びついた。緒方(中村)貞子は外交官の父のもと国際的な環境に生まれ育ち、グローバルに活動した日本人女性としてあまり追随する人がいない。日本と人道を結びつけた「嚆矢」というべき日本人女性であり、家系的には昭和戦前期に暗殺された犬養毅首相のひ孫にあたる。2人のナカムラに共通するのは一つはキリスト教者であった点だ。さらに人道というキーワードで生涯を語ることができる点も一致する。

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