京都市長選のゆくえ

本日投開票が行われる京都市長選挙が緊迫している。日本共産党の国内最大の強力地盤とされる京都で、無所属で出馬している共産党系候補が自民・公明+立憲民主候補と互角の戦いをしていると報じられているからだ。もっとも報道による下馬評が当たるとは限らないが、退潮傾向にある日本共産党にとって、この自治体選挙で勝ち抜けば、一定の挽回効果が見込めるとの思いがあるのか双方で熾烈な戦いを展開している様子がX(旧ツイッター)などのSNSからも伝わってくる。この選挙で通例と異なる点は、やはり立憲民主党が与党側に付いているという地域事情だろう。そのため立憲代表代行に最近就任したばかりの辻元清美参議院議員が応援する候補と、日本共産党やれいわ新選組が応援する候補とが対立するといういつもと異なる構図が見られる。共産系候補はタマ(候補者)がいいので、同党を昨年除名された京都共産党に所属していた2人の元党員もこの候補を応援するという逆転現象が生じている。

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