「人間の愚かさ」を克服する年へ

2023年の日本国内最後の紙面、本日付産経では「論説委員日曜に書く」のコーナーで斎藤勉記者がロシアのプーチン容疑者の蛮行について、ロシア内部などから勇気の声をあげた人物とその発言内容を紹介している。いずれもまっとうな人びとの心の底からの叫びだ。本日付日経では、南アフリカがイスラエルのガザ大量虐殺の蛮行について国際司法裁判所(ICJ)に提訴した記事が掲載。いずれも人間の感情(憎悪)に基づく古代から延々と続く蛮行の継続に見えるが、明年はこの2つの戦争・紛争をはじめ、ホモ・サピエンスの同じ種に生きる人類が、人間の愚かさをどこまで克服できるかを問われる年となるはずだ。憎悪に振り回される人類の行動を解決するには、人間の内面心理に分け入り、その解決を促す方途ぬきに解決に向かうことはありえない。仏教最高峰の世界宗教としての役割がいやまして必要となる時代に入った。

※本年1年間もたいへんお世話になりました。明年もよろしくお願い致します。

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