非自民政局の可能性

自民党三役の中からも「自民党の終わりになりかねない」との発言が飛び出した今回の自民党派閥パーティー裏金問題。時代を30年へだてて、自民党の再びの終わりを予感させる。関係者からも、自民党派閥関係者の会計実務のあまりな杜撰な実態に呆れる声が相次いだ。こんごの焦点は、だれがいつどのような形で摘発されるかという特捜部主導の流れになりそうだが、いずれにせよ自民党への逆風は避けられず、まさに党の存亡をかけた事態になることが想定される。核兵器反対、平和憲法擁護、政界浄化を旗印に掲げた公明政治連盟を前身とする公明党の立ち位置ははっきりしている。2度とこのような事態を招かないための「抜け道」防止策を法的に講じるとともに、国民・有権者の側に立つ姿勢を明確にすることが必要だ。30年の月日をへて、再び「非自民・非共産」の枠組みに収斂していく可能性を孕んでいる。

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