アジアが核兵器であふれる未来

本日付の日本経済新聞掲載のジャック・アタリ氏の論説「北朝鮮から目をそらすな」は重要だ。ウクライナ戦争に目を奪われていると、本当の危機が目前にあることを忘れてしまいかねないという指摘である。北朝鮮が核開発を進行させるといずれ米国を射程に入れたシステムが完成する。その結果、「アジアの最貧国でも超大国を振り回せるとの誤ったメッセージを世界に送る」ことにつながり、いずれ、韓国、インドネシア、オーストラリア、ベトナム、サウジアラビア、トルコなどにも核拡散がなされるだろうと具体的な国名をあげて言及している。「北朝鮮は核拡散というドミノ現象を引き起こす最初の駒」となることが確実で、そのため米国と中国はこの事態を正視眼でとらえ、共同歩調で対処すべきという主張となっている。

北朝鮮から目をそらすな ジャック・アタリ氏 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

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