再審制度の法整備を

証拠を捏造された可能性が高い袴田事件の再審開始まであと一歩のところまで来た。それにしても長すぎる。これまで日本では死刑囚の再審が認められ、無罪となって死刑台から生還したケースは4件ある。袴田氏はすでに身柄拘束を解かれているが、法的にはいまだ「死刑囚」のままだ。この問題は検察側が独占的にもつ証拠類を弁護側に適正に開示されない現行法の問題点が指摘され、 再審法改正の法整備を望む声が大きい。公明党には弁護士出身の議員が多く存在し(党幹部も同様)、この問題に率先的に取り組むべき立場にいる。だれのために、何のために「与党」の中に身を置いているかを考えれば、答えはおのずと明らかだろう。庶民のため、弱者のために果敢に行動する姿勢がなければ、立党の原点を維持しているとは言えない。

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