共産主義と拉致

本日付の読売新聞が国際面で、ハノイ支局長のコラム記事を掲載している。タイトルは「共産党支配 のぞく闇」というもので、このほどドイツ国内でベトナム政府の犯行によりあるベトナム人が拉致された件について取り上げている。

被害者はドイツ亡命を希望していたとされるが、ベルリンの人通りの多い公園で拉致され、そのまま陸路で東欧に移され、空路帰国させられたと見られている。この拉致に関与したとして、すでにドイツ駐在のベトナム大使館員1人が国外追放されているという。

共産主義国による拉致といえば、北朝鮮による日本人拉致の問題が日本人には身近だが、ことしになってからはマレーシアで北朝鮮関係者によって実行された金正男殺害事件なども想起される。

ハノイ支局長は、「共産党の一党支配下にあるベトナムは、民主主義を国是とする日本とは政治的には対極の価値観を持つ国なのである」と警鐘を鳴らす。

結局のところ、日本共産党がめざす未来社会も似たような結果に陥るだろう。同党が「我々こそは世界で唯一特別な共産党」と主張するのは勝手だが、もはや死ぬまで自己正当化を続けるしか生存の道が残されていないのが、日本共産党の現実の姿だろう。

 

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。