孤立する共産党のご都合主義

本日付の「しんぶん赤旗」に志位委員長がベトナム共産党の政治局員と会談した記事が掲載されている。昨日も紹介したとおり、ベトナムはドイツ国内でベトナム人を拉致した疑いがかけられ、外交問題となっている国である。

日本共産党はかつては世界の共産党と「兄弟」を称する血盟集団だった。ところがソ連と喧嘩し、中国と喧嘩し、団結のかけらもない姿を示したのが、共産主義政党の現実だった。北朝鮮とも同様に蜜月時代をへて、日本人の多くを拉致した疑いが報じられるようになってもその事実を敢えて信じようとはせず、逆に朝鮮総連との連携を図ろうとしたのが不破哲三こと上田建二郎氏だった。

他国共産党との関係を、時の風評などによって、論理的一貫性もなく対応を変えつづけてきた日本共産党。かつては共産主義社会はすべてバラ色であるかのような演出を行いながら、最近は世界で正しい共産主義社会はいまだ存在しない、日本共産党だけが正しい共産主義政党であるかのような言説を発信している。

どこまで「ご都合主義」が平然とまかり通る政党であることか。日本国民の多くはいまだこうした言動に騙されたまま、あるいは無関心のままのようだが、虚偽言説で成り立つ組織に、真実など宿るはずがあるまい。

 

【しんぶん赤旗】 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-28/2017082801_02_1.html

 

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