上海脱出の市民が「続出」との報道

本日付の東京新聞の控えめな扱いの記事でその内容を読んだが、ゼロコロナ政策に辟易した上海市民が現地を続々と脱出しているらしい。記事によると、脱出が始まったのは5月17日なのですでに1週間以上すぎている。日本の大手紙で読むのは私が見た範囲では初出のように思われる。こうした画像などは現地では政府当局によって次々に削除されるらしいが、列をなす市民の姿は政府への不満をあらわすものだろう。中国人にとっては実は政治体制は大きな問題ではなく、自分や自分の家族が平和に暮らしていければそれでいいとされるが、実態はゼロコロナで外出も制限され、食料確保もままならず、何のための政府かと怒りがわくのもうなづける。人びとの暮らしよりも自分たちの主義主張が「上」に来たとき、どの政権も危険領域に入る。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/179334?rct=world

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。