人道立国のニッポンへ

日本にとって「人道立国」をいやまして叫ぶべき時代に入った。国際的に危機的な状況にある今だからこそなおさらだろう。世界の趨勢が軍事偏重に向かいつつある現在、その方向性を人間主義の方向に再度是正することが必要だ。「彼も人なり、我も人なり」。目の色や肌の色がどんなに異なっていたとしても、親や家族を大切にしようとする気持ちや人間としての感情が大きく異なるわけではない。それらの共通点を大事にし、わかりあおうと努力する姿勢が常に必要だ。これはけっして綺麗事ではない。人間社会の真理はそこにこそあるからだ。人間感情における「憎悪」を拡大するばかりの局面から、それを押さえ込む方向への状況転換が不可欠だ。

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