本日付の産経で連合の女性会長が詳細なインタビューに応じている。メインテーマは立憲民主と共産党との関係で、「共産は指導部が決めたことを下におろしていくトップダウン式で、民主主義のわれわれと共産の考え方は真逆の方向」と手厳しい。だが本質を突いている。最近もツイッターなどを見ていると、特に野党系の人びとはこの女性会長に批判的な人が多いが、現場での共産党体験に基づく揺るぎない信念を感じさせる。立憲民主はしっかり地元を歩いて支持固めすれば、他党の力を借りなくても戦えるようになるとも。それもそのとおりだ。いうなれば、先の枝野代表がとった戦略は大失敗であったということに尽きる。それは「急がば回れ」の腰を落ち着けた戦略とはほど遠く、目先の選挙勝利を追った発想であったために崩れてしまったともいえる。一方、本日付の朝日新聞も政治面の記事で、日本共産党内で「自省の議論が始まっている」と紹介した。