錯綜する選挙予測報道

昨日の後半くらいから、菅首相が党総裁選前の9月半ばに解散を打つあるいは検討している旨の報道が出てくるようになり、本日付朝刊もそのようなものが多い。解散を打たずに任期満了選挙になるにせよ、先に衆院解散するにせよ、投開票日が10月17日になる旨を伝える記事も複数あった。いずれにせよ、総選挙は近い。

菅首相にとって任期満了選挙にするか、解散を打つかは、党総裁選を行って選挙に進むのか、逆に総裁選を行わずに選挙に臨むかの「大きな違い」がある。国民世論的には党総裁選で堂々と勝利し、選挙に進むのが最もわかりやすいシナリオだが、総裁選で何が起こるかわからないとの不安や疑念にかられて解散する選択肢をとれば、国民からは「やましい行動」と受け取られかねない。その結果、選挙でプラスになる面は少ないだろう。

いずれにせよ、何のために政治を行っているかという政治信念が浮き彫りになる局面といえる。どちらにせよ退陣を余儀なくされる事態が起こりうるとするならば、わかりやすい国民本位の行動を貫くことを望みたい。

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