首里城焼失から1年

各紙ともこの記事を掲載している。焼失後、私も3回ほど現場を訪れているが、最初に訪問したときの衝撃は今も忘れない。従前の威容は跡形もなくなり、黒く焼け残った残骸だけが無残に取りのこされた姿だったからだ。その後の政府の支援体制はかなり早く構築され、2026年の正殿再建、沖縄の本土復帰2022年の着工がすでに決められている。辺野古の工事をごり押しして沖縄県民に迷惑をかけている分、こちらで償いをという考えなのか、2年後の知事選を考えた打算的思惑かは知らない。2022年には、玉城デニー知事の2期目の選挙が控える。沖縄は琉球処分以来、100年以上の近現代史において日本と結びついている。沖縄は歴史的にも日中間の架け橋になれる立ち位置にあるが、最近は尖閣問題で地元世論も中国に対し批判的な意見が増えている。難しい時代だ。

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