新たに出てきたネアンデルタール人仮説

本日付の日本経済新聞はサイエンスのページで面白い仮説を紹介している。新型コロナウイルスの死亡率について、現代人(ホモサピエンス)に残るネアンデルタール人の遺伝子が関係しているとする仮説だ。ネアンデルタール人はすでに絶滅している古代人類で、現代人と共存する時代に交配が行われ、現代人にもDNAの一部が残っているとされる。科学者の間で問題となっているのは、ネアンデルタール人由来のある遺伝子と呼吸器不全との関係だという。この遺伝子、東アジアやアフリカではほとんど見られず、多いのは欧州、南アジアと記事では指摘しており、コロナ死亡率の明確な差を裏づける「仮説」として紹介している。これまでもBCG接種の有無などさまざまな要因が指摘されてきたが、これは新たな指摘と思えて興味深い。

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