逆恨み人生のわびしさ

今振り返ると、顧問先を恐喝して実刑に服した元弁護士・山崎正友は、自分の人格内に「逆恨み」を固定化したような人物だった。私が取材で関わったのは同人の最晩年に当たるが、同人の行動のよってきたる理由をさかのぼっていくと、自ら不祥事を起こし、その後自分の思い通りにならなかった結果を第三者などの環境に責任転嫁し、逆恨みにして「報復」行動に血道をあげるという後半生にすぎなかったからだ。よく知られるとおり、同人は教団の生え抜きの弁護士として事実上最初の人であり、活躍する舞台は大きく広がっていた。だが自堕落な性格から金と異性におぼれ、転落の軌跡をたどったことも有名な話だ。当然ながら教団との顧問関係はクビになった。問題はそうした行動の反省を自分に向かわせずに、教団に「責任転嫁」したところにあった。必然的に教団攻撃に躍起となり、それは正当な批判というより、相手をひきずり降ろすためならデマでも構わないという、「逆恨み」の行動にほかならなかった。今後もこの方程式は変わることはないはずだ。過去に一度紹介したことがあったが、このサイトで現在11本掲載されているオンラインリポートのうち、世間でいちばん需要があるのが8番目の田口伸明という人物に関するものである。内容的に古くなった部分と変わらない部分とがあるが、変わらない部分は上記の山崎正友に関係するような部分だろう。現実に、「逆恨み」の人生はわびしい。その原因も結果も、本人の胸中にある。ただただ感情面から相手を引きずり降ろそうと画策し、行動する。人として、まっとうな生き方でないことだけは明らかだ。

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