れいわ新選組に苦悩する立憲民主

先の京都市長選は野党連合に大きな溝を残した。国政の野党連合構想の枠組みと異なり、京都の地元では、現職市長側に自公と立憲民主・国民民主などが相乗りし、共産側にはれいわ新選組くらいしか付かなかったからだ。その結果、選挙の票差は接戦どころか、5万票も開く結果となった。れいわ新選組の山本太郎代表はしびれを切らしたのか、投票日直前の1月31日、次期衆院選で候補者擁立を想定する100小選挙区を発表。その100の内訳は、東京都の全小選挙区をはじめ、神奈川、埼玉など首都圏が中心で、立憲民主の枝野代表や長澤昭代表代行などの幹部の選挙区とも競合するものだった。そのため立憲民主側では、「この通りに擁立されれば、うちは壊滅状態になる」(読売)などと懸念する声が出ているという。一方、こうした動きに、野党連合の団結のもとで初の政権入りの機会に色目を使う日本共産党は、「れいわは共闘の枠組みを壊している」などと非難する声も出ていると報じられている。

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