「ヘイト」の語を誤用する共産党の小池晃

 昨日の記者会見で共産党の小池晃書記局長は、「ヘイト広告、許容できない」と述べたそうである。本日付の朝日記事からそのまま引用すると、「共産党の市長は『NO』」の新聞広告に対して、「断じて許されない。国政では共闘している政党の府連組織が、このような広告に名を連ねたのは大変残念であり、我が党として許容できない」と語ったという。本日付のしんぶん赤旗でも、「反共ヘイト広告について」との小見出しがあるので、同党がこの新聞広告について「ヘイト」というワードを使っていることは明らかだ。だが数日前の当コラムで指摘したように、小生自身この広告を現認して感じることは、この広告は「ヘイト」という指摘には当たらない。何でもかんでもヘイトと批判すればよしとするような同党の風潮はおかしいのではないか。ヘイトとは自ら主体的に変えることが困難な人種、民族、性別、容姿などの事柄について、個人・集団に攻撃、侮辱する発言や言動を指すとされるが、共産主義という思想は、変えることが「できる」範疇のものだ。端的に言うが、同党が嫌われている最大の理由の一つは、過去に身勝手な動機から人殺しにまで手を染め、同党がそのことをなんら反省していないことにある。そんな政党に「NO」の声をあげるのは、市民感覚として当たり前の話ではないか。

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