懲りない産経の対馬キャンペーン

産経新聞は煽り立てるのが好きな新聞だ。そうした特徴で新聞を売ろうとしているのだろう。長崎県の離島である対馬市で、韓国人が大量に不動産を買い占めていて、国家防衛上問題があるかのようなキャンペーンを最初に始めたのは産経新聞である。例えば、自衛隊施設の周りの土地が韓国資本によって買い占められているかのような記事を掲載し、不安を煽り立てたことがある。私が直接取材に赴くと、なんのことはない。韓国資本の宿泊施設があるだけで、なんの問題も感じないようなものだった。逆に韓国の警察署の横に日本のホテルが建っているが、あなた方はそれを問題にはしないのかなどと突っ込まれたくらいである。昨日付の産経新聞もニュースが足りないのか、1面トップでまた対馬に関する煽り記事を掲載していた。ファクトがどういう意味を持っているかという解釈において、この新聞には大きな偏りがある。根底には「外国人は危険」「外国人は敵」といった偏狭な精神性が横たわっているとしか思えない。

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