総理大臣志位和夫、官房長官枝野幸男‥

日本共産党の現職代議士が『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)という対談本を出したので読んでみた。そこには政権構想として、次のような仮想内閣が論及されていた。「総理大臣は志位和夫、官房長官は枝野幸男、外務大臣は小沢一郎、経済産業大臣は辻元清美、法務大臣は福島瑞穂‥」。野党の最大多数政党の立場でもない一介の議員が、書籍というメディアで活字にして大っぴらに掲載しているのである。それにしても、これでは日本共産党が完全に日本国を乗っ取った姿ではないか。立憲民主も、自由党も、社民党も、共産党政権の一部品にすぎない位置づけである。上記書籍の「あとがき」部分でこの議員は、「日本共産党は『暴力革命』には縁もゆかりもないことをどうか読者の皆様にはお知りおき願いたい」と書いている。裏を返せば、そのように見られていることを自ら意識し、気にしている証左にほかならない。であるならば、なおさら同党は過去の自らの暴力行動について、真摯に向き合い、総括し、関係者に謝罪すべきではないのか。被害者遺族はいまも現存するのだ。

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