脇を締めていなかった狛江市長

長年にわたる「共産市政」の後を受け、市政の刷新を図ってきた東京・狛江市の現職市長がセクハラ問題で辞職に追い込まれた。前任の共産党員市長時代には、市内に防犯カメラが設置されず、防犯上問題があったなどとして、現職市長は町会・自治会や商店会と協力して多くの防犯カメラを設置し、放火魔の検挙につながるなどの実績を残してきた。

そのため地元の共産市議が告発して始まった現職市長に関わるセクハラ疑惑をこれまで静観してきたが、本日の毎日新聞・朝日新聞(いずれも東京面)に掲載された被害女性職員4人の抗議文の内容を見ると、やはり「アウト」という感を持たざるを得ない。

「随行先で1時間にわたり、腰に手をまわされたり、お尻を触られつづけた」

「エレベーター内で腰を引き寄せられ、体をぴったりつけられるような行為が1年にわたり続いた」などとそこには書かれている。

事実であれば、辞任は致し方ない。共産市政の矛盾と弊害を、実体験に即して告発してきた張本人だっただけに残念だ。

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