1内閣1仕事を明確に

国民生活を置き去りにして自民党が昨年9月の“敗者復活戦”を延々と繰り広げるさまは心地よいものではない。小泉進次郎農相は今回出馬しない旨の情報が流れていたがやはり出るみたいだ。まだまだ経験不足で、総理大臣は人気やパフォーマンスだけで結果を出せる立場ではないと思うが、前回の二の舞にならないことを望む。いま求められているのはやはり“仕事師”だ。特に改革マインドがあるかどうか、さらにその方向性がどこに向いているかを問われる。2年で経済を立て直す旨豪語した候補予定者の言葉は力強いものだった(できるかどうかは知らないが)。ともあれ、自らの政権で何を第一になすべきか、その点を明確にして政権をスタートしてほしい。とはいえ、自分の政権をつくれるかどうかも野党次第という状況だ。石破政権はその点がやはり鮮明といえなかった。「防災省」をつくるといったテーマはあったが、国民の心にストレートに響く内容ではなかったかもしれない。国民・有権者はやはり明日に希望をもてる状況を望んでいる。そうした状況を自分の内閣でつくれるかどうかはそれなりの蓄積された経験と総合的な見識、多くの人間を使いこなす能力(リーダーシップ)、さらに外交能力など全般的な力量を問われる。とにかく何をなす内閣であるかは、前提として明確にしてほしい。

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