東村山市議の闇6 万引事件とアリバイ工作

朝木明代が市議会議員という公職の立場にありながら、東村山市内の洋品店で万引きを働いた事実関係が揺るぐことはない。東村山署の取調べを受けて検察庁に送致された事実が新聞記事になっただけでなく、市議会における雑談でもその事実を明確に認めていたからだ。朝木明代は雑談で万引きを「やった」と素直に認めたわけではなかったが、「商品を返したのに問題にするのはおかしい」と言い張った。その場にいて明代の言葉を耳にした一人から私はその事実を直接確認している。

問題は、朝木明代や矢野穂積が万引き行為の事実を隠蔽しようと、洋品店に対し、その後執拗な嫌がらせを働いた事実だろう。無実の被害者に対して相手がまるで加害者であるかのように追い込んだのだ。東村山署がそれらを悪質な行動と捉えたのは当然だろう。それだけでなく、レジジャーナルを偽装する形で、万引きのあったとされる同じ時間帯に市内のファミリーレストランで食事をしていたとする「アリバイ工作」まで実行した。いずれも矢野穂積が主導した行為と見られるが、警察サイドがこの些細な万引き未遂事件を、立件する決意を固めたのは自然の成り行きだった。

良心の呵責をもたない矢野穂積のような類型の人物は、自分の利益のためならウソも平気だ。洋品店に対する「お礼参り」も、虚偽のアリバイ工作も、すべてこの人物なしには起きなかったかもしれない。だが矢野穂積が主導した身勝手な行動が要因となり、朝木明代を死に追い込む結果となったことは、今から振り返ればその構造は実にシンプルに見える。

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