門田隆将こと門脇護が引き起こした新たな民事裁判

自らのノンフィクション作品で多くの剽窃行為を指摘され、ジャーナリストとしてもさまざまなデマ報道で断罪されてきた門田隆将こと門脇護が新たな裁判を起こされている。問題となっているのは同人が2020年10月25日付の産経新聞に掲載したコラム「新聞に喝!」において、財務省職員の自殺が立憲民主党の議員らによる行動によって引き起こされたかのように記述した行為で、立憲民主党の小西洋之・杉尾秀哉参議院議員が名誉毀損提訴した。提訴は昨年10月に行われていたが、訴額の算定変更などで進行が手間取り、6月15日にようやく2回目の口頭弁論が東京地裁で開かれた。門田は冒頭のコラムで、財務省職員の自殺の原因が同議員らの「吊し上げ」にあったかのように記述していたが、この日の口頭弁論では「吊し上げ」の語句をどのように判断するかが問題となった。裁判長は「この言葉は評価的な言葉でもあり、摘示事実が何であるかが重要な争点となる」旨を語り、次回期日までにその点の書面を提出するように原告側に要請し、被告側にはそれを受けてこれまた次回期日までに反論を提出するように求めた。次回の口頭弁論は8月1日に行われる。

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