珍しく産経『正論』に噛みついた志位委員長

本日付しんぶん赤旗は2面で、志位委員長が月刊『正論』の共産党特集について「使い古されたデマの蒸し返し」などと批判した記事を載せている。委員長自身がこの種の記事に直接反応するのは、最近では珍しいように感じる。それだけ「無視」できない影響力があってのことだろう。『正論』では公安調査庁次長と佐藤優氏が対談し、同庁が日本共産党を調べ続ける理由や、その方法について差し支えのない範囲でしゃべっている。いずれも70年前の同党の暴力革命路線時代の話に関わるもので、だからこそ志位氏は「使い古されたデマ」などと躍起になって反論している。当時の朝日新聞や毎日新聞にさえ、「暴力政党」として記事にされた日本共産党。詳細は拙著『ガラパゴス政党 日本共産党の100年』(論創社)を参照していただければ理解は早まると確信する。現在、自分たちは武装していないしそのつもりもないと言ってみたところで、その体質は何ら変わっていないとするのが正当な通常の物の見方だ。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。