朝日新聞社が飛鳥新社が発行した森友・加計学園をめぐる書籍について、著者(小川榮太郎)と出版社を名誉毀損で提訴していた裁判で10日、東京地裁の五十嵐章裕裁判長(民事24部)は朝日新聞のほとんどの言い分を認め、被告らに200万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。飛鳥新社は月刊「Hanada」を発行する出版社として知られ、この日の傍聴席には花田編集長らの姿もあった。
本日付の朝日新聞の報道によると、判決では15カ所のうち14カ所で「真実性なし」と認定し、残り1カ所は朝日新聞の社会的評価を低下させないという理由で真実性の判断も行わなかったという。いうなれば、朝日新聞の「完全勝訴」といってよい内容だった。
今回の判決は月刊「Hanada」がこれまで行ってきた極端なまでの安倍擁護の姿勢や、事実に基づかない朝日新聞攻撃が裁かれたのと同じ意味合いをもち、今後はこのようなイカサマ報道が抑制される可能性がある。