日中両共産党による白鳥事件

1952年1月21日、札幌市で共産党摘発に熱心だった地元警察幹部が背後から何者かにピストルで射殺された。事件はこの警部の名字が「白鳥」といったことから「白鳥事件」と呼ばれる。実行犯は日本共産党員で、地元共産党による組織的犯行だった。当時の同党がとった手段は、実行犯のほとんどを中国共産党に頼み、中国に逃れさせたことだ。当時、日本共産党と中国共産党は同じ理想を掲げた「兄弟党」であり、革命のための殺人も許された。当然ながら、日本においては殺人行為は肯定されない。いかなる目的があろうとも同様だ。問題は現在の日本共産党が、まるで中国共産党とは「関係がない」かのような素振りを繰り返していることだ。臭い物にフタということだろうが、実行犯は日本共産党。中国は同じ思想をもつ同志を司直の手から匿った。この事件は2つの国にまたがる共産主義政党を密接に結びつけたまま、そのまま“氷結”しているかのような事件である。

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