「糞蝿」阿比留記者の現状

昨日発売された月刊WiLlという雑誌で、産経新聞の阿比留瑠比論説委員がトップ記事で、毎日新聞を批判していた。作家で辺見庸元共同通信記者が現首相の行動や容貌などを踏まえて「公安顔、特高顔」と同新聞紙上で論評したことに対し、「差別発言ともとれる内容」と批判していた。日本の最高権力者の行動について自由に論評できるのは、日本という民主主義社会の恩恵のたまものだが、阿比留記者は日本を共産主義国家のように自由のない社会をめざしたいようだ。もともと安倍首相べったり記者として知られる同氏は、特定権力者に癒着し、その宣揚だけに努め、それを批判する人間をこき下ろすという行動を「新聞記者の仕事」と勘違いしてきた人間である。特定権力に「たかっているだけ」のこのような記者を指して、辺見氏はよく「クソ蠅」と表現したが、阿比留こそその典型の人物に見える。その「クソ蠅」ぶりの姿をわざわざ今回も自分で活字にして歴史に残したというのが、先の雑誌である。それにしても、同人は言論の自由というものをわきまえていないようだ。自由闊達な論評こそ民主主義社会の資産であり、権力者の立場にたつだけの人間が自分の本来の役割を忘れて偉そうなことを言うなという問題でもある。

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