虚偽を許さない社会

日本は虚偽とともに戦後スタートした。すべては公文書改ざん・廃棄から出発しているからだ。戦争中の悪事を、戦犯逃れの目的で内務省が全国へ通達。軍部を中心に、多くの証拠が隠された。それでも米軍が押収した文書や外務省になぜか残った文書、さらに各兵隊の残した日記などが、日本の悪事を浮き彫りにする。そうした状況がいまも事実を認めなくない国粋主義者(靖国神社信奉者)と、事実をありのままに受け入れそれを土台に未来社会を築こうという考えの立場と、ぶつかる状況になっている。安倍前首相は前者の典型ともいえる人物で、その結果、前者の論調がこの日本社会では声だけが大きくなって容易に収拾がつかない状況となっている。虚偽とともに始まった日本の戦後社会。虚偽を払拭するには、真実を叫び、定着させていくしか、この国の未来は存在しない。

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