コロナ後に求められる世界

本日付の朝日新聞に「コロナ禍と人類 21世紀の新思考」と題してゴルバチョフ元大統領による寄稿文が掲載されていた。米中対立の激化が「どのようなシナリオも、国際政治の展望に好ましい要素を見せることはあり得ない」こと、さらに新思考の概念について、「外政に関していえば、それは非軍事化であり、戦争の拒否であり、グローバルな問題を解決する上での対話である」と指摘している。さすがに哲人政治家と呼ばれた人物の発想はスケール感が異なる。日本では米中対立の構図に乗って、中国敵視論を盛んに振りまく者もいるが、そこには本当の意味でのグローバルな視点が欠けているというしかない。

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