東村山デマ事件から25年

1995年9月1日夜。東京・東村山市駅前のモスバーガーの入ったビルの階上から地元女性議員が転落した。翌日未明、死亡するが、この死亡事故をなんらの確証もなく教団の仕業とはやしたてた週刊誌がいくつもあった。この女性市議が市議会で創価学会について追及していたというのがその理由だったが、具体的な証拠や目撃などは何もなかった。思い込みをもとに予断をもって報じた「週刊現代」「週刊新潮」は民事で訴えられ、いずれも敗訴した(現代は謝罪広告も掲載)。この事件では、教団謀殺説を誘導した人物がいた。女性市議の同僚だった市議会議員(当時)の矢野穂積である。この人物が女性市議の自殺と密接な関係があると見られていた。あれから25年。この事件はその後も、金をもらって街宣活動を行う瀬戸弘幸のような低劣右翼にもいいように使われた。事実に基づかない報道がどれだけいい加減なものか、この事件はそのことを証明してあまりある。

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