一つの内閣で一つの仕事を確実に

国民生活に直結する大きな課題を山積みしたまま病気で退場する安倍首相。政権維持を最優先させ、その目的は見事に達成したが、一将功成りて万骨云々の手法は、次の政権に大きな「宿題」をたらい回しにしただけだ。今後の日本において、与野党の無用な足の引っ張り合いは日本の国力を弱めるだけである。私は今後は、内政においては、一つの内閣で一つの課題を解決していくシングルイシュー政権を提唱する。とりあえず目下の政権は来年9月の自民党総裁選挙までの1年限定の内閣として、「コロナ対策の万全終息化」に特化した内閣でよいと思う。単に今回の対策を行う意味でなく、今後別のパンデミックが来た場合に対処できる態勢を、システム的に完備する。さらにその後も、社会保障改革、少子化対策、財政再建など、その政権下でなしとげるべき1つか2つくらいの政策課題を明確にした内閣(当然、首相らはその問題に精通していなければならない)をつくり、確実に解決していくことを提案したい。安倍内閣のように在任期間が長いだけで、支持基盤の右派勢力を満足させるための政策ばかりが横行し、実際は何をなしたのかよくわからないような政治は、民衆の幸福に結びつかない。

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