安倍首相の連続在職日数が歴代最長の佐藤栄作と本日並んだというニュースが流れている。連続２７９８日ということだが、佐藤首相には沖縄返還という象徴的な成果があったが、安倍首相にはそのようなものが何もないと批判されている。「やっている感」の演出だけはうまかったが、北朝鮮による日本人拉致問題も、ロシアとの北方領土交渉も、さらに財政再建の道筋も、何も結果が出ていない。あえていえば、東京オリンピックが予定どおり開かれていれば、それが安倍首相時代の象徴的な出来事になった可能性もあったが、いまだに来年開催できるかどうかすらわからない状況である。政治は長さではなく、有権者のために何を残したかという成果で評価される。すべては結果責任の世界であり、それ以外のものではなかろう。