対馬丸事件から76年

戦後75周年の企画が多いが、本日は学童疎開船「対馬丸」が沖縄から長崎に向かう途中、撃沈され、多くの小学生がなくなった事件から76年である。つまりこの事件が起きたのは1944年のことである。沖縄での決戦が濃厚となっていた矢先、沖縄本島に民間人が多くの残っていたのでは戦いにならないと、子ども、女性などを九州南部などに疎開させる計画が進み、このときも船団の中で、この老朽化した対馬丸だけが沈没させられた。乗船していたほとんどが死亡したが、数日間漂流し、生き残った人もいる。事件が起きた時刻は夜で、そのまま死ぬか、真っ暗な海に飛び込むか、まだあどけない小学生らは“命の選択”を迫られた。那覇市内にこの事件に関する記念館があり、私も一度訪れている。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。