韓国・台湾と日本の明暗

 断片的にはすでに広く知られていることだが、台湾と韓国のコロナ封じ込めは第一次段階で成功したのに比べ、日本はいまだに新規感染者を増やし続けている。要するに制圧できていない。その原因を本日付の日経が記事にした。要因の一つは、日本には法的権限をもち専門知識を駆使した効果的な司令塔が存在しないことだ。過去のSARSやMERSといった感染症被害がなかったことも日本の対応を遅らせた要因となっている。2~3日前のテレビニュースでは、韓国の首都ソウルで新規感染者数がついにゼロになった日がうまれ、多くの人たちが飲食店で盛んに食事している光景が映し出されていた。大量検査・徹底的な隔離作戦が功を奏した結果とされる。一方で日本、なかでも東京の対策は、ロックダウン(=強制措置)もなく、大量検査(=常識的な知恵)もないまま、潜在的な感染を増やし続ける一方で、終息の見通しはいまだ立たないままだ。毎日100人規模の新規感染者が計上されるが、実際はこの数倍以上と見られてる。日本でこのままダラダラと終息が長引くのであれば、経済的損失は官民ともに増大する一方で、国家破滅の将来さえ見えてくる。こんご、韓国や台湾の成功事例が報じられれば報じられるほど、安倍政権の評判は比例するように落ちるばかりだろう。

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