「日本を貶めるな」の愚かさ

ヘイト本が書店や広告にあふれかえる時代である。その象徴が、「日本を貶めるな」といった声高な主張であろう。幕末でいえば、「わが藩をなめるな」といったレベルのことだろうが、先見の明があった幕末の志士たちは、そのような偏狭な思想の持ち主たちではなかった。開明的な者たちが次の時代を開くべく奮闘したのである。その意味で、いま現代において「日本を貶めるな」などと言っている者たちは、当時の時代遅れの偏狭主義者となにも変わるところがないように見える。私の知るところでは、門田隆将などはその典型例だ。

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