読売新聞が先週金曜日から政治面で始めた「野党の針路」と題する連続インタビューがよく考えられた構成になっている。1回目は立憲民主の枝野幸男、2回目が国民民主の玉木代表、3回目が小沢一郎、4回目が志位和夫、そして本日の5回目がれいわ新選組の山本太郎という順序だ。小沢一郎は立憲民主と国民民主が一緒にならないと「有権者の期待感は出てこない」と持論を語る一方、れいわの山本代表は「「この二つが合流して旧民主党が再結成されても、誰も胸がときめかない」と正反対のことを言っている。志位和夫は「閣内協力か閣外協力についても話し合いたい」とメッセージを送る。安倍政権がひどいことは明らかだが、野党連合がどのような枠組みをつくるか、どのようなイメージを有権者に送ることができるかで、次期総選挙の帰趨は決まってしまう。時期を得た連載企画だと感じる。