ようやく「金正男」と断定したマレーシア警察

クアラルンプール国際空港で2月13日に殺害された北朝鮮の男性について、マレーシア警察は一カ月近くたってようやく「金正男」と正式に認めた。これだけ状況証拠がそろっている中で不可解な話にも思えるが、警察として事実に基づきまっとうな捜査を行ったということだろう。マレーシア警察はこれまで身元確認に関し、歯型かDNA型による確認を進めてきたというが、どのような方法で断定に至ったかについては、「証人の安全のため」(産経)、「関係者の安全のため明かせない」(毎日)という態度をとったという。ただ例外として一社だけその点を明確な形で報じたのは共同通信。共同記事によると、「警察関係者によると『特別な方法』で家族のDNAを入手した」と報じている。北朝鮮はこの事件で「韓国の自作自演」などと荒唐無稽な主張をこれまで繰り返してきたが、古今東西、ウソつきは皆同じような行動パターンをとるように思えてならない。

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