「北朝鮮」と「妙観講講頭」の見事なる共通点

北朝鮮という国家がマレーシアの国際空港である人物を暗殺したことが状況証拠などから明らかであるにもかかわらず、その北朝鮮自身は、「事件のシナリオを描いたのは韓国だ」「他国の自作自演だ」などと主張したことがテレビで報道されていた。人間、自分にとって都合の悪い真実が明らかになりそうになると、罪のない相手に罪をなすりつけたり、他者の自作自演などと主張するものらしい。私はこうした北朝鮮の行動を見ていて、ある人物によく似ているなと思った。その人物とは、日蓮正宗妙観講で講頭を務める大草一男(63)のことである。

1991年、日蓮正宗妙観講の元最高幹部(元教学部長)を窓口に引き起こされた複数の違法電話盗聴事件。元教学部長は大草一男の命令で実行したものと一貫して供述してきたが、当の大草は、「私は一切関与していない。元教学部長が単独で、あるいはだれかにそそのかされて実行したもの」との趣旨の供述を繰り返してきた。

この件で、大草は私のブログの記述についても突然名誉棄損で民事裁判を起こしてきた。大草は私との裁判の本人尋問で出廷した際、宣徳寺の盗聴について「やったとすれば創価学会の可能性が高い」、波田地宅盗聴についても「創価学会が行った」旨を平然と供述した。

その行動を見る限り、北朝鮮が金正男殺害事件の罪から逃れるために、「シナリオを描いたのは韓国」「他国の自作自演」と主張しているのとまるで瓜二つに思えたのだ。

いずれにしても、創価学会が上記の2つの盗聴に関与したという「事実」はみじんも存在しない(当然ながらそのような「証拠」も存在しない)。大草は法廷内なら何を言っても許されると“勘違い”しているようだが、このような実態を、当の妙観講員が知ったらどう思うだろうか。

そこまで言うのなら、大草は、妙観講員でも明確に理解できるような裏付けのある証拠を示すべきだろう。そうでなければ同人の行動は、北朝鮮の言動と何ら変わるところはない。

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