立憲民主の皆さん、こんな無責任な政党と組みますか?

日本共産党機関紙『しんぶん赤旗』が昨日付から上・下で「野党共闘の分断をもくろむ日本共産党へのいわれなき攻撃」と題する論文を「日本共産党国会議員団事務局」の名前で発表した。内容は60数年前の過去の武装闘争について、「党の正規の方針として暴力革命の方針をとったことは一度もない」という、従来からのハレンチな責任逃れの言い訳を繰り返しているにすぎない。現在、日産自動車という会社で起きている問題を例にとれば、現在の社長がゴーン氏が過去にやったことは一方の社内派閥の人間がやったことなので、いまの私たちには関係がない、会社の正規の方針としてゴーン氏のような方針をとったことは一度もなかったと世間に向けて公言しているようなものである。一言でいって、アホのレベルにほかならない。 政治は「結果責任」を最も重視されるべき世界である。同じ政党内のどの派閥がやったことにせよ、社会的にはその責任を党として負うことは当たり前である。しかしそのような結果責任さえまともに負うことができず、「一方の派閥がやったことだから、共産党として正規の方針ではなかった、だから問題はない」とする同党の論理は、小学生の言い逃れのレベルにすぎず、はたして有権者の代表として存在する価値のある政党であろうか。 武装闘争の是非以前の問題として、結果責任をまともに負えない政党であることを自らPRしているにほかならない。これらの主張は、同党の政治的未成熟度を示す証左としても、驚くべきレベルのものである。 結論として、こんなアホな主張を今もって続ける政党と組んでもいいというのは、政権さえ取れればそれでよいとする小沢一郎氏くらいのもので、その先にどのような展開が待っているかをある程度予期できる「まともな人間」の発想からは、ありえない話だ。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。