本日付各紙によると、沖縄県石垣市在住の在日韓国人の男性がネット上の匿名で誹謗中傷されたヘイト投稿に対し、2016年2月に名誉棄損罪で刑事告訴していたところ、このほど2人の加害者に対し、石垣簡裁がそれぞれ罰金10万円の支払いを命じたという。ネット上のヘイト投稿にはこれまで川崎簡裁で侮辱罪が適用されたケース(科料9000円)はあったが、より罰則の重い名誉棄損罪での適用はこれが全国初の事例という。報道によると、今後、民事訴訟も起こされるようだ。これでネット上における誹謗中傷は、刑事的にも無傷ではすまないという前例となる。今回名誉棄損罪が適用された具体的な内容は、「在日朝鮮人の詐欺師」「朝鮮人、早く出て行け」「イヌやネコを食べている」などと書き込まれたもの。