安倍首相の提灯持ち記者の西の筆頭格ともいえる産経新聞の阿比留編集委員が、本日付の紙面コラムでとんでもないことを書いていた。タイトルは「日本は韓国に世話になったか」というもので、平たくまとめれば、日本は古代から歴史において韓国の世話になったことなどない、実際に文化を伝えたのはほとんど中国人で韓国とは関係ないといった内容である。おいおい、韓国を嫌いになりたい気持ちはわからないではないが、歴史上の事実も自分の都合のよいように書き換えようとするこうした態度は、産経新聞においてはお決まりの手法とはいえ、少しばかりまともな歴史学者に話を聞けば、このような言説は決して出てくることはないだろう。不勉強というよりも、物事を正当に認識しようという基本的な姿勢に欠けていると言うほかない。ちなみに東の筆頭格を、櫻井よしこと指摘しておく。