議席減が確実な都議会共産党

通常国会会期末まであと1カ月となった。会期末の6月22日には都議会議員選挙が実施される。参議院選挙と密接する12年に一度の「巳年選挙」というものだが、現在、都議会に19議席を保持し、「国会なら100議席に匹敵」と自己宣伝する日本共産党は今回かなり候補者を減らしている。前々回の17年も同党は19議席を保持しているが、立候補者数はそれぞれ37人(17年)、33人(21年)だったのに対し、今回は24人と一回り少なくしているからだ。高齢化に伴う党勢衰退に加え、23年の松竹・鈴木両氏除名問題に反発する超一級活動家らのリタイアも勢力減少に影響を及ぼしている。そのため同党にとって今回選挙で現有19議席を下回ることは「織込み済み」で、負け幅がどの程度になるかが注目の対象だ。2009年都議選で8議席まで落ち込んだのが同党の近年における最低ラインだが、今回は15議席前後にとどまればいいほうで、最悪10議席近くに減りかねないとの見方もある。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。